人気ブログランキング | 話題のタグを見る

会津三十三観音めぐり 第二十一番札所左下り観音堂 他~その2~

会津三十三観音めぐり 第二十一番札所左下り観音堂 他~その2~_a0332935_18011561.jpg
雪が積もる中、山道を途中まで行って断念した左下り観音堂に到着。熊注意の看板を見て、youtubeで音楽をかけながら歩いたので、どうも違和感がある。。坂を登りきると目の前にいきなり左下り観音堂が現れ、音を消すといろいろな野鳥の声と木々のざわめきに包まれた。なんと!としか言えなくて。大きな岩壁と一体化したようなその圧倒的な存在感。本には五間四面、高さ四丈八尺の三層閣とある。つまりそびえるように堂々とした出で立ち。天長7年(830)徳一の建立という。その後延文3年(1358)堂の修理を行ったと云われているそうだが、その後も少しは直しているよね?木造で豪雪、風雨にさらされて。内部にも階段がついている。恐る恐る観音堂までの渡り廊下(写真左)のようなところを渡り、観音堂に手を合わせるのが精いっぱいで見晴らしの良さそうな右側の欄干までは行けなかった。
しばらく、周囲を歩き、下の階の中に入ってみると木材がかっちりと岩肌に組み込まれていて、床板はかなり薄い。朽ちたものは変えているのではないか~と思われるがさだかではなく。。。雪の中や夕暮れ時に見たならと、こわがりの私は想像するだけでドキドキする。
会津三十三観音めぐり 第二十一番札所左下り観音堂 他~その2~_a0332935_18020935.jpg
観音様めぐりの合間の景色はほっと心安らぐひととき。
会津三十三観音めぐり 第二十一番札所左下り観音堂 他~その2~_a0332935_18022223.jpg
こんな階段もなんのその。(第二十四番札所 関山観音堂)その後、第二十三番札所高倉観音堂では200段近い階段を登ることになる。。。山奥の巡礼しにくい場所は集落を見渡せる場所に移したりした観音堂もあると書かれているが。農閑期に集落の嫁同士で組をつくり、全行程を全て歩いて巡礼したという。

# by studioshore | 2016-05-01 17:53 | 会津さんぽ

会津三十三観音めぐり 滝沢観音堂~その1~

会津三十三観音めぐり 滝沢観音堂~その1~_a0332935_08143425.jpg
今年のGWほど休みを満喫したことはなかったような気がする。私の仕事は休日がかきいれ時で、一緒にどこかに行くというのは息子が小さかった時以来かも。家人は三十三観音めぐりを計画していて、私も会津地方に少しでも触れられればいいなぁ~とのんびりしていた。ら!どこも道がわかりずらく、細く、幅狭く、高い急な階段約200段!や私有地を通って行くなど地形に応じた様々な位置にあることに気づきだした。。。神社の脇にあることも多い。この日は会津の水源の一つでもある白糸の滝のそばの滝沢観音堂からスタート。ここは入口。ずっと下って、時に清水が流れる場所を横切り、滝から流れる小さなせせらぎの横を通る。鳥の声とせせらぎの音。

会津三十三観音めぐり 滝沢観音堂~その1~_a0332935_08143235.jpg
しばらくすると鳥居が見えてくる。滝の音が強くなり、湿り気と森の匂いと独特の雰囲気。大雨の後は危ないだろうなぁとだんだんゾクゾクしてきた。雪が降ったら来れないところ。
会津三十三観音めぐり 滝沢観音堂~その1~_a0332935_16425780.jpg
道端になごみながら進むと
会津三十三観音めぐり 滝沢観音堂~その1~_a0332935_07474213.jpg
写真は白糸神社で、白糸の滝を挟んで左手に観音堂がある。ほとんどの観音堂は無人なので、ご本尊は拝観することはできないが、その場所と観音堂から十分に時間と人の気配を感じながら人々がお参りしていた当時に思いを巡らすことができそうだ。かつて集落があった場所だったり、今も宿場町の面影を残す集落を見下ろす場所にあったりと、なぜそこに位置するのかも知りたい⇒クリーニング屋さんのおじさんにも聞いてみよう!

# by studioshore | 2016-04-29 07:33 | 会津さんぽ

陽気がよくて

陽気がよくて_a0332935_17154184.jpg
雀も野生動物?この雀は喜多方の山間に近い村の庭先でずっと歌っていた子。会津地方の野生の鳥は、あまり人を怖がらない。わが家に1日2回はくるハクセキレイも、歌いながらベランダをちょんちょんと散歩して飛んでいきます。ジジもぽぽもそんな自由なハクセキレイを窓越しから見ています。今月は坂下や昭和村に行く途中の山道で、車にひかれてしまったタヌキの子やイタチをみかけました。春の陽気に誘われて、里山の沿道を歩いていたのかもしれません。やっと春がきたのに。熊をみかけたという話も聞きました。今年は会いたいと念じています。野生動物を描いておかないと。あっという間に1年が経ちました。会津地方は本当に豊かな土地です。人々も実直であたたかい。容赦なく傷つけられたこの豊かな風土や文化、自然、そこに住む動植物や人は、黙って生き続けています。短い時間でも暮らすことができて嬉しい。

# by studioshore | 2016-04-28 17:32 | 会津さんぽ

暮らす部でちくちく

暮らす部でちくちく_a0332935_09034206.jpg
西会津国際芸術村で活動している「暮らす部」の3回目のWSに参加。1月に開催された地元の和紙作りを復活させるプロジェクトとのコラボ、和紙漉きWSも手がかじかんでも楽しかった。今回は刺子の作家さんをお呼びして、家に眠っていた古い縞の会津木綿をおけいこバックに仕立て、思い思いの古裂を選んで、刺子にして縫い付けていくもの。お昼は校庭にシートを敷いて、みんなで一緒にのんびりと。刺子作家さんはこの道40年なのに、人に教えたことは今回が初めて。「いいのかしら?いいのかしら?」と小さな声で微笑んでおられた。そういうお人柄なので、皆が思い思いにのびのびと、じっくり集中しているのをニコニコしながら見守りつつ、適度なアドバイスで励ましておられた。こういう寄り集まりの雰囲気がいい。ワークショップというより なんていったらいいのかな。
暮らす部でちくちく_a0332935_09034599.jpg
古裂がもったいなくて小さく縫っていたら、「こうしたら?」と裏面にも布をあててくださった。「表面より作業時間が増えるじゃないですかっ⁈」って泣きそうになったら「だって、すてきじゃない。」と笑われた。クリーニング屋さんのおばさんからもらった布だから、おばさんにも刺子をしたものをプレゼント。自分のも家で完成させたところでぽぽと一緒に記念撮影。料理する時も何か作っている時もぽぽはそばにいる。きっとマメなおす猫なんだろう。

# by studioshore | 2016-04-24 08:49 | 会津さんぽ

桜の頃

桜の頃_a0332935_02013172.jpg
会津5桜のうち標高の高い猪苗代をのぞく4か所へ 母と一緒に行くことができた。車に乗ったり降りたりで、さすがに最後の千歳桜は車窓から。早朝の石部桜は樹齢600年と云われる古木の桜。かつては屋敷内で愛でられていたのだろう。何もかも高速で激変していく日々に喪失感を抱く余裕もない現実とはかけ離れた世界。近所の人々の散歩道も日が昇ると観光客で大変らしい。すれちがうたびに「おはようございます」とあいさつしながら田んぼの中を歩いて行く。
桜の頃_a0332935_02011701.jpg
鶴ヶ城で初めてお濠に浮かぶ夜桜を見た。夜桜といえば高遠の低く枝をはった桜の天井のような下を歩いた以来。なんと30年近く前のことで、過ぎてしまえばこれまでがまばたきのようなものなのか。。。今年は自宅近くの川沿いの桜の下を歩けなかった。桜の花を見上げると、ひとつ年をとる。何かを心に刻んでいるような気がする。

# by studioshore | 2016-04-16 01:59 | 会津さんぽ


日々のできごとを綴ります


by ゆき菊

S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

カテゴリ

まつだい
民俗 文化
ジジぽぽ
ART
日々のできごと
大槌町
会津さんぽ
新潟

以前の記事

2019年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月

フォロー中のブログ

川埜龍三の蔵4号
ばーさんがじーさんに作る食卓

メモ帳

最新のトラックバック

ライフログ

検索

タグ

その他のジャンル

ブログパーツ

最新の記事

森林浴
at 2019-11-16 00:10
会津刺し子の展覧会
at 2016-10-06 09:49
磐梯吾妻スカイライン
at 2016-10-02 09:23
寺泊 弥彦神社 西生寺
at 2016-09-19 09:24
友人らと会津ぐるり
at 2016-09-12 08:21

外部リンク

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

日々の出来事
アート・デザイン

画像一覧